保健衛生事業団 設立50周年記念誌

設立50周年に寄せて 櫻林郁之介 理事長 公益財団法人予防医学事業中央会 設立50周年を心からお慶び申し上げます。 公益財団法人栃木県保健衛生事業団は、財団法人結核予防会栃木県支部と財団法人栃木県寄生虫予 防協会(後に財団法人栃木県予防医学協会と改称)と財団法人栃木県対ガン協会を1976年(昭和51年) 3月29日に統合して設立されました。 本会の前身団体は、1955年(昭和30年)3月に設立された日本寄生虫予防会ですが、貴事業団の前 身団体の1つである栃木県寄生虫予防協会は、1959年(昭和34年)8月に設立され同時に日本寄生虫 予防会栃木県支部となりました。寄生虫予防は、戦後の混乱期に始まった寄生虫撲滅のための“草の 根運動”に根差しており、寄生虫の検査と衛生思想の普及を柱にした活動を行いました。 その後、寄生虫予防から健康診断と健康教育を柱とした予防医学活動を行う財団法人栃木県予防医 学協会が1971年(昭和46年)に設立され、1976年(昭和51年)3月に現在の栃木県保健衛生事業団に なったことは、先に述べたとおりです。 貴事業団は、各種がん検診を栃木県内で先駆的に行うとともに、児童・生徒の腎臓病検診や心臓病 検診、企業従業員の健康診断等を幅広く行い、さらに、新生児の先天性代謝異常検査も先進的に行う など、栃木県民の健康増進と福祉の向上に大きな役割を果たしてこられました。 最近では、胸部X線検査画像をAIで読影支援するシステムの導入や人間ドックでの「3Dマンモ グラフィ」の導入など、常に先進的な技術を他の支部に先駆けて取り入れて頂いており、本会の第59 回(令和7年度)全国予防医学技術研究会において「肺がん検診における胸部X線画像AI読影支援 システム導入後の追跡調査結果報告(第一報)」が、優秀賞(児玉賞)を授賞されました。 また、本年2月には、一般財団法人日本宝くじ協会が実施する社会貢献広報事業の助成を本会が受 け、貴事業団に乳房デジタルX線検診車を配備したところです。 さらに、本会の各種委員等に多くの職員の方が就任してご指導を頂いており、感謝の念に堪えません。 貴事業団の50年間は、常に本会のグループの先駆け的な支部として存在してこられました。これか らも本会グループの範として予防医学運動を展開され、益々飛躍発展されることを心から祈念いたし ております。 Tochigi Public Health Service Association 9

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