保健衛生事業団 設立50周年記念誌

設立50周年に寄せて 小 沼 一 郎 会長 栃木県医師会 この度は栃木県保健衛生事業団設立50周年記念に際し記念誌の発刊おめでとうございます。貴事業 団は本医師会と同じビルに同居している関係上近しく感じております。 貴事業団は昭和15年に結核予防会栃木県支部として設立以来、昭和36年には財団法人栃木県対ガン 協会として各種がん検診を始めとし、循環器検診、学校心臓検診と事業を拡張し、現在の公益財団法 人栃木県保健衛生事業団として活躍しておられます。 さて、現在の医療界全体を眺めてみますと、高齢者の増加と共に医療費の急激な増加に伴い、日本 が世界に誇る国民皆保険が崩壊の危機に瀕しております。 どうしても、高齢者にも自己負担の増額をお願いしなければ成り立っていかない状況にあります。 あるいは更なる消費税増税も必要になってくるかもしれません。 そこで再び浮上してきたのが予防医学です。病気になる前に食事や運動など生活習慣を見直し、医 療費がかからないようにしましょうと国民に呼びかけることです。 検診も見直されています。生活習慣病の重症化予防のための特定健診、がんの早期発見のための各 種がん検診などです。 ただ検診を受けるだけでは役に立ちません。異常を指摘されたら医療機関を受診し、精密検査を受 けることを指導することです。そうすることによって軽症の内に病気を発見し、早期治療ができるこ とを国民の皆様に教示しましょう。貴事業団の役割は大きく大切なものになってきています。 我々医師会とも協力し頑張りましょう。皆様におかれましては50周年という節目を契機に、今後も 地域住民の健康増進に一層のご尽力を賜りますようお願い申し上げます。 最後になりましたが、栃木県保健衛生事業団の更なるご発展と関係各位のご健勝を心から祈念しお 祝いの言葉とさせていただきます。 Tochigi Public Health Service Association 7

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