設立50周年を迎えて ~県民の健康寿命の延伸に資する各種取組のさらなる充実に期待を込めて~ 福 田 富 一 栃木県知事 公益財団法人栃木県保健衛生事業団が設立50周年という大きな節目を迎えられましたことに、心か らお祝いを申し上げます。 貴事業団は、昭和51年の設立以来、精度の高い健康診断事業、生活習慣病予防、感染症対策、環境 衛生検査など、多岐にわたる事業を展開し、本県の公衆衛生の基盤を支えてこられました。 特に、地域に寄り添った巡回健診の実施や、専門性を生かした検査体制の充実、さらには学校保健 への積極的な支援など、県民の健康づくりに直結する取り組みは、事業団ならではの特色として高く 評価されております。 また、新型コロナウイルス感染症のまん延期には、これまでに例を見ない危機的な状況の中、PCR 検査等を積極的に実施し、逼迫する県の検査体制を下支えする重要な役割を果たされるなど、本県の 新型コロナウイルス対策に大きく寄与されました。 これもひとえに、長年にわたり、貴事業団の皆様が県民の健康と安心を支えるため、保健・医療・ 衛生の各分野で献身的に取り組んでこられた御尽力の賜であり、深く敬意と感謝の意を表します。 さて、我が国は人口減少・少子高齢化による労働力や地域の担い手不足、気候変動によるリスクの 高まり、デジタル化の急速な進展など、社会経済・環境の大きな変化の中にあります。 こうした時代の潮流に的確に対応し、県民の健康の保持増進や健康な食事・食品を選択できる食環 境づくりを推進するため、県では本年度からスタートした「新とちぎ未来創造プラン」において、県 民一人ひとりが健康に暮らし、希望を持てる「とちぎ」の実現に向けて、良好な食生活や運動習慣の 定着、禁煙など生活習慣の改善・維持、自然に健康になれる環境づくりなどを推進するとともに、が ん、脳血管疾患、心疾患及び糖尿病などの生活習慣病予防や特定健康診査の受診率向上等に取り組み、 「健康寿命の延伸」と「健康格差の縮小」を図ることとしております。 貴事業団におかれましても、五十年という長い年月の中で積み重ねてこられた経験と実績は、かけ がえのない財産であり、これまでの歩みを礎として、今後も時代の変化に的確に対応しながら、県民 により質の高い保健・衛生サービスを提供し続けていただけることを御期待申し上げます。 結びに、貴事業団の今後益々の御発展と、理事長をはじめ職員の皆様方の御活躍を祈念して、お祝 いの言葉といたします。 Tochigi Public Health Service Association 6
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