保健衛生事業団 設立50周年記念誌

設立50年の歩みの中でも、新型コロナウイルス感染症の パンデミックは、集団健診の在り方を根本から揺るがす大き な試練でした。感染への不安が広がる中、「予防医学の灯を 消してはいけない」という強い使命感のもと、事業団一丸と なって対策に奔走した日々が昨日のことのように思い出され ます。 【徹底した感染防止対策の実践】 集団健診という特性上、密を避け、受診者様の安全を第一 に考えた新たな運営体制を構築しました。 ◆非接触の徹底:受付時の検温、手指消毒の徹底に加え、問 診の非接触化や動線のワンウェイ(一方通行)化を実施。 ◆環境整備: 検診車内や会場の換気、使用ごとの機器・備 品の消毒を徹底し、目に見える安心の提供に努めました。 ◆スタッフの体調管理と教育: スタッフ自らが感染源とな らないよう、日々の健康チェックと最新の感染症知識の習得 を重ねました。 【変化の中で再確認した接遇の本質】 マスク越し、パーティション越しの対応という制約の中で も、受診者様の不安な表情や声に耳を傾ける「心のケア」の 重要性を再認識しました。身体的な距離は保ちつつも、心の 距離はこれまで以上に近くありたいという想いで、一人ひと りに丁寧な説明と笑顔での対応を心がけました。 また、不自由な環境下でも協力してくださった受診者の皆 様へも感謝申し上げます。 【この経験を未来へ】 この未曾有の経験を通じて培った危機管理能力とチームの 結束力は、これからの50年を支える大きな財産となりまし た。どのような状況下においても、県民の皆様が安心して健 診を受けられる体制を維持し続けることが、私たちの果たす べき役割であると確信しています。 (日賀野 充・菊池 宏美 記) 集団健診における新型コロナウイルス感染症対策 ~マスク越しの笑顔で安心を~ 受付時の検温の様子 消毒液の設置 検診車内での感染予防対策の案内 Tochigi Public Health Service Association 30 トピックス

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