
生活習慣病は日常生活の食事や運動に深く関与しており、成人してから生活習慣を改善する事は非常に困難です。そこで、小児科のうちに生活習慣病予防健診を受診することによって、健康学習のひとつとして利用してもらい、健康教育の正しい知識を身に付けていくことが、この健診の目的です。
児童・生徒
総合判定 | 判定基準 | 指導区分 | |
---|---|---|---|
Ⅰ(要医学的管理) | Ⅰ1 |
糖尿病(a) |
専門医による管理が望ましい |
Ⅰ-2 |
各項目のうち1項目でも(a) |
専門医への受診を勧める |
|
Ⅰ-3 |
どの項目にも(a)はないが、 |
||
Ⅱ(要経過観察) |
どの項目にも(a)がなく、 |
医師、学校、家庭などが連携して生活指導を行い、数ヶ月~1年後に経過観察のための再検査を受けることが望ましい |
|
Ⅲ(要生活指導) |
どの項目にも(a)(b)がなく、いずれか1項目でも(c) |
学校、家庭などの連携のもとに生活指導を行うことが望ましい |
|
Ⅳ(管理不要) |
どの項目にも(a)(b)(c)がなく、いずれか1項目でも(d) |
所見はあるが管理は不要。但し、次回健診時に各検査項目値の変動に留意する |
|
N(正常) |
すべての項目が(n) |
今回の健診では異常所見が認められない |
50%以上 |
a |
---|---|
30~49.9% |
b |
20~29.9% |
c |
-19.9~19.9% |
n |
-20%以上 |
y |
*肥満度の算出方法={(体重-標準体重)/標準体重}×100
(1)TCとHDL-C (単位:mg/dl)
HDLコレステロール | ||||
---|---|---|---|---|
40以上 | 40未満 | |||
総コレステロール | 280 以上 |
a |
a |
|
240~279 |
b |
a |
||
220~239 |
c |
b |
||
190~219 |
d |
c |
||
190未満 |
n |
d |
(2)LDL-C (単位:mg/dl)
190以上 |
a |
---|---|
160~189 |
b |
140~159 |
c |
110~139 |
d |
110未満 |
n |
糖尿病有 |
a |
---|---|
糖尿病無 |
n |
家族歴有 |
d |
---|---|
家族歴無 |
n |