肺がん検診

肺がん検診

 肺がんによる死亡率は、日本において、男性では第1位、女性では2位を占めています。 肺がんは症状が出にくく、かなり進んだ状態で発見されることが多いため、治りにくいがんといわれてきましたが、早期であれば治療成績も年々よくなっています。

 

特徴

 胸部X線検査は主として気管支の末梢(表面に近い場所)の早期肺がんを、喀痰細胞診は主として肺の入り口にある太い気管支に発生する早期肺がんを発見するために役立っています。
胸部ヘリカルCTは、胸部X線写真では発見困難な部位となる心臓や骨などに重なるところに存在する肺がんや、胸部X線検査で異常を認めない小さな肺がんを早期に発見できます。

 

検診内容

【胸部エックス線検査】

撮影方法

デジタル

撮影枚数

背腹1方向、または背腹・側面2方向

読影方法

二重読影及び比較読影

読影医

呼吸器専門医

 

【ヘリカルCT検査】

撮影装置

Alexion

撮影方式

5㎜スライス 30mA 120kV

撮影枚数

約60枚

読影方法

二重読影及び比較読影

読影医

呼吸器専門医、肺がんCT検診認定医

 

【喀痰細胞診検査】

検査方法

3日連続蓄痰

処理方法

擦合せ2枚法、パパニコロウ染色

従事技師

日本臨床細胞診学会認定の細胞検査士

判定方法

細胞所見に基づき、判定を行う。細胞診検査後、C判定以上のものは細胞診専門医が最終的な判定を行う。

判定基準

『集団検診における喀痰細胞診の判定基準と指導区分』に準拠

判定医

日本臨床細胞診学会認定の専門医

 

<集団検診における喀痰細胞診の判定基準と指導区分>

判定区分細 胞 所 見指 導 区 分

喀痰中に組織球を認めない

材料不適、再検査

正常上皮細胞のみ
基底細胞増生
軽度異型扁平上皮細胞
繊毛円柱上皮細胞

現在異常を認めない
次回定期検査

中等度異型扁平上皮細胞
核の増大や濃染を伴う円柱上皮細胞

程度に応じて6ヶ月以内の追加検査と追跡

高度(境界)異型上皮細胞または悪性腫瘍の疑いのある細胞を認める

ただちに精密検査

悪性腫瘍細胞を認める