採血『ミニ情報』

採血『ミニ情報』

 病院や健康診断など、皆さんも一度は採血をして検査を受けたことがあると思います。
今回は、健康診断等で実施する採血検査について『ミニ情報』をまとめてみました。
ぜひ、参考にしてみてください。

 

採血のしくみ

 血管には動脈と静脈がありますが、動脈は血液を末端へ運び、静脈は血液を心臓に戻す働きをしています。健康診断等で実施する採血検査は、静脈に注射器の針を刺して血液を採取します。静脈は、動脈に比べ壁が薄く柔軟でしなやかで伸展性が高い血管です。このため、静脈の血管より採血をします。
腕を駆血(くけつ…しばること)することにより、静脈の血液がせき止められて、血液が溜まり血管が見えやすくなります。(ちなみに、動脈の血液の流れは、この程度でビクともしません)

 

採血管の種類

 検査の項目によって、採血管が変わります。健康診断等の検査時に使用される代表的な採血管の種類は、以下のようなものがあります。

☆この採血管で分かる項目は?
肝臓の機能・腎臓の機能・中性脂肪・コレステロール等に関連した項目を調べています。 貧血(赤血球、白血球、ヘモグロビン)に関連した項目を調べています。 糖尿病に関連した血糖値を調べています。

 

採血時の注意点

 採血を受ける際には、次のようなことをお願いします。

採血前

 血液の止まりにくい薬を内服している方、皮膚が弱い方、かぶれやすい方は事前に申し出てください。
以前に採血を受けて「気分が悪くなった方」は申し出てください。無理をせずに横になって採血しましょう。又、採血後に内出血を起しやすい方は、事前に申し出てください。
採血で不安なことがあれば、お気軽にスタッフにおたずねください。

採血中

 採血中に気分が悪くなった時や、痛みやしびれが現れた場合は即、遠慮せずに採血担当者に声をかけてください。

採血後

 採血部位は「もまずに」血液が止まるまで、5分~10分間しっかりおさえましょう。
止血用ベルトは採血部位にしっかりあたるように保持してください。
止血用ベルトがきついような時はスタッフに声をかけてください。
血液が止まったことを確認したら、止血用ベルトをはずしてください。
気分不快・眠気・あくび・冷汗・吐き気などの症状がでたら、早めにスタッフに声をかけてください。
採血後1~2時間位は、針あとをもんだり、こすったり、腕に強く力を入れたりすると内出血のおそれがありますのでご注意ください。

 

血管迷走神経反射について

 採血時に気分が悪くなり倒れてしまう方がいますが、「血管迷走神経反射」に起因するものです。血管迷走神経反射とは、なんらかの誘因により迷走神経が亢進し血管拡張、心拍低下を起こす現象です。

病状

 気分不快・眠気・顔面蒼白・あくび・冷汗・血圧低下・悪心・嘔吐・意識喪失・徐脈(40回/分以下)・痙攣などがあります。

誘因

 針刺し時の痛みや血管の痛みにより生じやすくなります。また、針刺しに対する恐怖心や緊張感が強い時や、採血速度・睡眠不足・空腹などに影響されることもあります。針を刺して5分以内に症状が現れる事が多く、ほとんどは採血中に起こります。しかし、まれに採血後30分~1時間位して起こることもあります。

予防

 採血に関する十分な説明を受け不安の緩和を図り、リラックスに努めてください。可能であれば水分補給をしてください。

対処方法

 横になって両足を頭の高さより上に挙げると症状が改善されてきます。採血後、気分が悪くなり、いつもと違う症状が現れた時は「しゃがみこむ」などして転倒に注意してください。